合唱を取り巻く環境がコロナ禍で大きく変わった
後輩たちの定期演奏会が中止となった
かつて教えに行っていた某大学合唱団は定期演奏会が中止になる可能性を抱えながら練習を続けているらしい
未だに練習を再開できていない合唱団もある
練習は再開したものの、クラスター対策で参加人数を制限し、マスクやフェイスシールドをつけるなど、今までとはまったく違った状況で練習をしている合唱団もある
この四半世紀ずっと自分の経験値を還元してきた
僕がまだ中高生だったころ、僕の故郷は合唱不毛の地だった
都会からは遠く、プロの演奏会もいない
知識や経験を持っている人もほとんどいなかった
でも、音楽を好きな人や合唱を好きな人はいた
そんな人達と出会い、僕は合唱を始め歌い続けた
県外へ進学できるチャンスが!その時僕が決めたこと
中学高校での成績はひどいものだったが、ありがたいことに両親は県外への進学をゆるしてくれた
もちろん大学で専攻するものは自分が学びたいことを選んだが、もう一つ大学を選ぶ基準にしたのは合唱団があるかないかだった
僕には県外へ出るチャンスがある!それなら県外で合唱の経験を積んで故郷に還元しよう!
それから四半世紀、初心のまま過ごしてきた
合唱を取り巻く環境がコロナ禍で大きく変わった
今、合唱を取りまく状況は厳しい
もう以前のように、いろいろな合唱団の練習へ気軽に参加できなくなった
後輩たちとも半年以上会えていない
伝えたいことはたくさんある
でも、その機会か大きく制限されてしまった
中高大学の合唱団において、演奏会やコンクールの中止は大きな痛手だ
舞台の上に立つことほど勉強になることはない
そして、同じ仲間と歌う機会がほとんどない彼らは、その舞台にむけてたくさんのものをかけている
一年の中断が、彼らが先輩たちから受け継ぎ、後輩たちへ受け継いでもらうはずだったものに大きな影響を与えると思う
いつかアフターコロナとなった時、また合唱を担ってくれる人たちのために少しでも僕の経験を役に立ててもらいたい、そのために、このブログをスタートさせました
HiroTen.